天神の湯 は2001年に開店しました。
施設内に掲示している 「天神の湯」の物語です。
「遥か太古の昔から
この地のはるか地下深く
榛名と赤城の火山の熱に
温められた温泉の大河が
人知れず静かに流れておった
何を思ったか一人の老人
あるいは天神様のお導きか
「ここに温泉を掘ろう」と思い立ち
雲をつくようなやぐらを建てて
毎日毎日どんどん掘って
がつんがつん こりこりこり
硬い地層もなんのその
ときどきは溜息もつきながら
あらゆる困難はらいのけ
掘りも掘ったり1310メートル
地下の深くを流れておった
温泉の大河に
ある日ようやくたどりついた
「どひゃあぁ!出たぞ温泉が!
熱いぞ 54度もあるぞ
どんどん出るぞ!」
湧き出たお湯はまったりと
マグマのぬくみを感じさせ
天神様のご利益か
やわらかい いいお湯だ」
以上のような物語を経て、天神の湯は開店できました。
一人の老人とは、梅の精(天神ちゃん)と温泉に入っている漫画の老人です。
今は空の上から、にこにこしながら、天神の湯を見守っていることでしょう。